新嘗祭(にいなめさい)とは「しんじょうさい」とも言い、「新」は新しい穀物を、「嘗」はご馳走を意味します。毎年11月23日(祝)に全国の神社で行われ、新穀の恵みを得たことを神様にするお祭りです。
当神社では毎年5月〜6月に御田植祭を行い、神職がお米作りをいたします。120日ほど育て黄金色に実ったお米を刈り取る抜穂祭を納め、新嘗祭にて神様に献上いたします。
宮崎県日之影町をはじめ、群馬県中之条町、新潟県村上市、栃木県那須町からも新米の奉納がありまして、ご神前に献上いたします。
この日、宮中では天皇陛下がご自身で育てられた新穀を神々にお供えするとともに、ご自身もお召し上がりになられます。天皇陛下がその年の新穀をはじめて召し上がる日ということから、古くから11月23日の新嘗祭が終わるまでは、人々も新米を食べず、古米を食べることが当然の習慣でありました。
当神社でも、この新嘗祭の終わりに新米を食べる収穫感謝の催しとして、古くから新嘗祭の日におもちつき大会を開催しております。地元町内会である日ヶ窪親和会の主催で、毎年大勢のご参拝客で賑わいます。
近年、新潟県は旧朝日村(現在は村上市に合併)の皆様のご厚意で、新潟県の名物でもある「芋煮」のお振舞をはじめ、三面川の鮎の奉納や、美味しい日本酒のお振舞など様々な恵みの共演がお楽しみいただけます。
|